1.2. 変数の定義¶
コードの中で、変数名 = 値
と書くと、メモリのどこかに「値」というデータが「変数名」(Variable)という名前がつけられて保存される。「変数」や「値」のこと(*や/などの演算子以外のもの)をコンピューターの用語でOperand(オペランド)という。なおpythonではどんな環境でもエラーメッセージは英語で表示されるので、プログラミングの基本英単語も覚える必要がある。本講義でも適宜英語を併記する。
変数に使う大文字と小文字は厳密に区別される。「値」の中身を画面に表示したいときは、print
という関数(function)で出力できる。
a = 1
print(a)
B = 2
print(B)
変数名は、なるべく他人が読んでも分かりやすいものにするとよい。ただし長すぎるとかえって読みにくかったり、スペルミスしやすい。どういう変数名にするといいかは、他人のコードを読んだり自分で書いたりしていくうちに慣れていくだろう。スペースは使えないので、通常は代わりにアンダーバー_
を用いることが多い。例えば、
this_year = 2019
もちろん
thisyear = 2019
でもいい。
print
を使わないで、そのまま変数を書いて実行した場合も値が出力されるが、いくつ書いても最後の変数しか表示されない。
a
B
変数B
の値(=2)は表示されるが、変数a
の値(=1)は表示されない。
変数名の最初の文字に数字は使えない。無理やり使おうとすると、
1a = 1
のように、invalid syntax(構文エラー)となる。変数名には、アルファベットだけでなく下の例のように日本語の文字も使えたりするのだが、まあ避けた方が無難だろう。
数字 = 10
print(数字*2)
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