新規に任意波形発生器を導入しました。
私たちの研究室では、半導体チップ上で、ビックバンのような宇宙創成の初期段階で現れるプランクスケールの宇宙である「量子宇宙」の検証を行うためのトイ模型を実現することを目指しています。このトイ模型の宇宙での”光”に対応するものは、半導体中の電荷の波ですが、電荷の波を励起するためには非常に高速な電気パルスが必要です。今回導入した任意波形発生器は最小立ち上がりが20ピコ秒(20-80%)の高速電圧パルスを生成することが可能です。さらに、トイ模型の宇宙膨張させるためにも電圧パルスが必要で、膨張、収縮など任意に時間変化する宇宙を、この任意波形発生器で生成せさせることができます。