1.15. Plotly

 ここでは高度な図が作成できるPlotlyを紹介する。パソコンにそれほど詳しくない人はこの章は飛ばしてかまわない。

 すでにMatplotlibを使ったFigure作成を紹介したが、plotlyというモジュールを用いると、グリグリいじることのできるインターラクティブな美しい図を描画することができる。現在のところ、AnacondaではデフォルトでインストールされていないモジュールでJupyterLab 1.1.4ではAnaconda Navigatorからもインストールできなくなったようなので、自分でインストールする必要がある。インストールした後でrebuildに失敗するとJupyterLab自体が起動しなくなったりするので、これ以降はpipによるモジュールのインストールに関する知識がそこそこあって、自分で問題解決できる中級者向けに説明する。初心者でもチャレンジしたい人は試してみるとよい。
 まず、Anaconda Powershell Promptを起動し、ターミナルで
pip install plotly
とtypeしてインストールする。

 つぎに、plolyに必要なjavascriptのruntimeであるnodejsを公式(https://nodejs.org/en/)からダウンロードしてインストールする。

 さらにJupyterlabのExtension Mangerから、@jupyterlab/plotly-extensionjupyterla-dashをそれぞれインストールする。

(Juyperlab用のextenstionは、Anaconda Powershell Promptから
jupyter labextension install @jupyterlab/plotly-extension
とtypeしてインストールすることもできる。)

 実際にコードを書いていこう。まず以下のようにplotlyのモジュールをimportする。

In [1]:
import plotly.graph_objs as go
from plotly.offline import iplot, plot
import numpy as np
In [2]:
x = np.arange(-2, 2, 0.01)
y = np.sin(2*np.pi*x)

trace = go.Scatter(x=x, y=y)
iplot([trace])